正しい「立ち方」について
当院では
足型・足底圧の測定や、
歩き方、
立ち方を
チェックさせていただいていますが、
正しく・自然に 立てている方が
少ないです。
当院でのチェックポイントは
「膝の遊び」です。
膝をやわらかく、クッション機能として使えているかということです。
「膝曲げ立ち」を推奨しています。
ほんの少しです。
曲げすぎるとスクワットトレーニングになってしまうので…
膝をまっすぐに突っ立っている状態から、
ほんの少し軽く曲げて、ロックを外すイメージです。
「浮き指」、「外反母趾」、「偏平足」等があると
重心が後ろに片寄り、
体の上部でそのアンバランスを補い始めます。
そうすると、膝をまっすぐ、あるいは、
逆に曲がる「反張膝」傾向になり、
長時間その状態では関節に圧力がかかってしまいます。
そして、防御反応として膝裏に
「脂肪」をクッションとして蓄えてしまいます。
※それが脂肪種→ベイカー嚢腫となります。
また、骨盤もそれに伴い「前傾」し、
「反り腰」傾向になります。
加えて、おなかが前に出てしまい、
おしりも後ろに出てしまいます。
電車で立っている時や、
台所で立っている時、
仕事で立ちっぱなしの時等、
ほんの少し「膝曲げ立ち」を
意識してみましょう!
「膝曲げ立ち」をすると、
足裏の重心の位置も
かかと寄りから、自然と前に移動し、
自分の正しい重心位置で立ちやすくなります。