「成長痛」の正体!
3歳から小学生くらいにかけて、
夜中~明け方に「足(脚)の痛み」を訴えて、
泣き出す子供がいます。
寝ている最中に泣き出し、親が慌てて病院に連れて行くと、
『成長痛』という診断をされることがあります。
しかし、
ほんとうに成長していくことに伴う痛みであれば、
すべての子供に起こることになります。
原因がはっきりわかっていない子供の「足(脚)の痛み」に対して、
便利に使える言葉であって、
医学的に内容のはっきりしている名称では無いようです。
一般的には、
「骨の成長」に「筋肉の成長」が追い付かず、
筋肉が過度に引っ張られて、骨の付着部に痛みが出るという
①『骨端症』の類か、
日中の運動過多による
②「脚の疲労感」を、
子供は上手く言い表せず、「足(脚)の痛み」として訴えている場合の、
2点が考えられます。
当院では、
この「成長痛」を起こす子供と、起こさない子供の差の
【大きな2つの要因】として、
『浮き指』と
それに伴う『反張膝』
があるかどうかを診ています。
幼児期は特に足の裏がまだ未発達で、
実はすべての子供が「浮き指状態」になります。
浮き指だと、必ず膝を反って突っ張ります。
浮き指で膝がまっすぐ以上に反った状態で、
激しく遊んだり、飛び回ったりするので、
「膝関節への負担」や、
太ももの筋肉、ふくらはぎの筋肉が疲労して、突っ張って、
炎症を起こしてしまいます。
さらに、元気によく走り回ったり飛び回ったりする子供ほど、
この症状が起こりやすくなります。
『成長痛』の診断をされると、
初めは解決法が無く、不安に思われるかもしれませんが、
前述のように、
「浮き指」と、それに伴う「反張膝」
という大きな2つの要因がわかると、
安心して子供に適切な治療を、受けさせてあげることができます。
日本で唯一の【整足院®️】
柏倉 清孝(かしわぐら きよたか)院長のブログ
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